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ここでは競馬のあった出来事を和哉君がコラムとして書き綴っていきます。
競馬の解らない人にも楽しめる内容にしていきたいです。
更新は、できるだけ毎週を目標(できるかな?)



第8回  さようなら、新潟競馬

今回は先日TVでも放送された、新潟競馬のお話です。
日本の競馬は大きく分けて2つになります。
JRA(日本中央競馬会)が主催する中央競馬と、地域ごとに個別経営する地方競馬があります。
最近では競馬ブームも下火になり、毎月毎月の売り上げが前年比を下回るものとなっているのです。
しかも地方競馬は売り上げの伸び悩みが顕著で、先日……とうとう新潟競馬が破綻というかたちになりました。
不況に強いと言われたギャンブルも、いっこうに景気が回復しない日本経済を指し示してるように、売り上げが伸びません。
ですがそんな地方競馬では売り上げを伸ばすために、あれやこれやと試行錯誤でいろいろな試みをしてるのです。
夕方から夜にかけて、レースをする(ナイター競馬)、内馬場(コースの内側)を開放してビアホールを設置したり……メインスタンドの建物の中にレストランを作り、ディナーを楽しみながら競馬を観戦できたり。
そのかいあってか、大井競馬場では地方競馬唯一、売り上げが伸びてるそうです。
僕もいつかは大井競馬場、行ってみたいなぁ……。

そしてそんな状況下の中、新潟競馬の突然の撤退は関係者の方々に大きなショックをもたらしました。
とりあえずは、新潟競馬関係者の方…そして、競走馬として生活をしていたサラブレッドたち…お疲れさまでした。

今後も他の競馬場で活躍することを願っています。


さて、僕もそろそろ東京競馬場に行って楽しんでくるかな?

2002.5.3 コラム作成者:桃澤 和哉


第7回  サラブレッドのお話

サラブレッドときくとみなさんはどのように感じますか?
たぶん、「無駄なモノはなく、走ることだけに産まれてきたスペシャリスト」みたいに思うと思います。
そう思わなくても、格好いいとかかわいいとか……アイドルっぽく思ってると思います。
僕も昔はそう思っていました。
いいよなぁ〜、馬は走るだけでさ。生きるための悩みもなにもないんだから。
もし生まれ変わるんだったら、そういう競走馬になってみたいと昔、家族に話してた覚えがあります。

でも、それは間違いでした。
サラブレッドに産まれたことの運命、それは儚く(はかなく)ツライ物だったのです。
まず走れないほどの障害を持った馬が産まれてしまったとき。
安楽死という結末です。

走らない=金にならない=処分

人間の身勝手な発想で、母親の馬も痛い思いをしてせっかく産んだ我が子を見ることもなく安楽死です。
かわいそうだとは思いませんか?
でもそれが現実なんです。
自分が生活していく上では、仕方がないこと……。

次に競走馬らしい馬が産まれたとき。
母親は約1年お腹にいた赤ちゃんを、断腸の思いで産み落とします。
そして産まれた次の日、母親と産まれた子供は引き離されてしまいます。
産まれた子供はもう一人で生活していくのです。
競走馬に余計な愛情はいらない。
そして、母親はというと生まれた子供が心配で、子供と引き離されてから1週間はずっと我が子の方向へ向かって泣き続けているそうです。
やっぱり母親なんですね。痛い思いをして産んだ子供を大事にしない母親はいません。
最近の若い夫婦が我が子を虐待死させるというニュースもありますが、こういう愛情をサラブレッドから見習って欲しいものです。

そして競走馬として華々しくターフを駆けめぐるサラブレッド達。
引退の後はいろいろとありますが、有名なところは種馬になることでしょう。
成績のいい馬は自分の血を残せますが、成績の悪い馬はというと……。

1.乗馬に転身
2.牧場に引き取られ、悠々自適な毎日を送る
3.馬体実験に使われる
4.安楽死

という4つの運命を送ります。
隠れたところで、馬体実験や安楽死などが行われているんです。
悲しいかな、競走馬の運命って……。
しかも本人であるサラブレッドは、馬に産まれたことに対して選べないし、まるでそのことが宿命であるかのように無言で息を引き取ります。
こんな悲しくて格好いい引き際を見たことあるでしょうか……。

僕も見習いたいものです。

2002.3.31 コラム作成者:桃澤 和哉


第6回  競馬騎手のお話

よく、「競馬の騎手って馬に乗ってるだけでお金もらえるから楽でいいよね」という言葉を耳にしますが、とんでもありません。
競馬の騎手っていうのは過酷で厳しいものだと思ってます。

今日は競馬騎手について書いていきたいと思います。

「競馬の騎手は収入がイイ」
これは間違いですね。
確かに毎週かなりの金額を稼いでる人も居ますが、ほとんどの人は一般のサラリーマンの収入程度かそれ以下となってます。
別のところでも書きましたが、競馬の騎手は「勝ってなんぼ」の世界なんです。
毎回勝利できない新人ジョッキーなどは収入がありません。
結構みんな生活かかってるし、厳しい世界だと僕は思ってます。

「騎手の仕事って楽そうじゃない?」
これも間違い。
大柄な人はレース当日まで減量するというのは有名な話です。
あの武豊騎手も身長は170cm。
それでレース当日までにだいたい43kgまで体重を減らします。
僕は背が低いのでわかりませんが、170cmくらいある人ならこの苦労がわかると思います。
あなたならできますか?
1週間で43kgまで減量することが……。
それに、競馬関係者は朝早いことも有名ですね。
夏は午前4時。冬でも午前5時半くらいには起床しなければなりません。
僕も平日は午前5時くらいにいつも起きてるので、この苦労は身にしみて感じます。
はっきり言って慣れるまではかなりつらいです。
そして起きた後は、馬の世話や早朝のトレーニングなど…朝ご飯食べる前からきついお仕事をしなければなりません。

じゃあなんでみんな競馬の騎手になりたいと思ったり、実際ずっと続けているのか…。
それは……

みんな、馬が大好きだから

多分コレでしょうね。
僕も馬を見てると愛おしい気持ちになったり、元気を貰ったりしてます。
これからも多分、馬好きであることは変わらないと思います。
さて、景気よく乗馬ライセンスでも取りに行こうかな?
でもお金がないや(泣)


最後にベテランジョッキーの言葉をあげておきます。
「レースっていうのは全て平等なのさ。誰だって勝利する権利は持ってる。だってそうだろう? スタートラインからゴールまで距離は全員同じなのだから」

すてきな言葉ですね。僕はこの言葉大好きです。

2002.2.23 コラム作成者:桃澤 和哉


第5回  ☆ついにあの馬がデビュー☆

雑誌などで、珍名馬レビューコーナーでも取り上げられた馬がついにデビュー。
その馬の名は、

ウォーニングムスメ

なんかミリオンヒットを記録しそうなこの馬は、父・ウォーニング産駒の牝馬ということでこの名前になったそうです。
依然出走していたノゾミンもそうでしたが、今後この馬もアイドルホースになるような予感を僕は感じてます。

しかも昨日の2/16に、東京3Rへ出走。
前走2着で、今回は本命の1番人気。
鞍上は後藤騎手。
もうモー娘。ファンはヒットしまくりな状態で、いざゲートが開きます。
道中はのんびりと馬群の中を進み、最終コーナー手前から徐々に仕掛け始めました。
徐々に先頭との差は縮まり、ゴール手前で差し切り勝ち。
おめでとう、ウォーニングムスメ。(初勝利)
なんかラジオたんぱの人(実況)も、必死に『ウォーニングムスメ』って言ってるんだけど、僕には『モーニングムスメ』としか聞こえなかった(笑)

今後も、この馬は要チェックしていきたいです。
しかも美浦所属なので、中山&東京が主に出走するみたいだからよく見てないとね。
次走の500万下に期待しようっと。
あ〜楽しみだなぁ……。

それにしても、狙いすぎな名前だよね(笑)

2002.2.17 コラム作成者:桃澤 和哉


第4回  ゲート試験のお話

前回のコラムでも触れたと思いますが、競走馬というのは速く走るだけではダメなんです。
才能もなくてはならないのですが、まず人間の言うことを聞かない馬はもちろん×。
では、どんな馬がスターホースになるのか……。

1.人間の言うことを聞く、賢い馬
2.暴れないが、闘争心はとてもある馬
3.スピード・切れ味があり、勝負根性の逸でた馬

どんなに他馬より早く走れても、スタートであるゲートにイヤがって入らないようでは競走馬失格です。
レースにも走らせてもらえません。
そこが競走馬の悲しい運命といえます……。

で、気になるのはやっぱり、ゲート試験ってどういうことをやってるの?
って言うところですが、詳細は以下の通りです。

1.ゲートに収まる
2.一定時間、大人しく停止
3.ゲートが開き、1ハロン(200m)を12〜13秒で真っ直ぐ走り抜ける

というもの。
実際、4頭のうち1〜2頭はゲート試験に合格できない場合も……。
かなり難しい試験なのですよ。
だって、普段は広々とした牧場や馬房に居るくらいですから、あんな大きな馬体を狭いゲートに押し込めるから、かなりな圧迫感だと思います。

実際に騎乗する騎手の方のお話しでも、一番危険なのはゲート入りの瞬間とゴール過ぎた後という話を聞きました。
こういうことを考えながら、今後の競馬中継などを見るとちょっと見方が変わるかもしれません。
今日はいい天気だし、絶好の競馬日和ですね(笑)

2002.2.9 コラム作成者:桃澤 和哉


第3回  ちょっと乱暴なガキ大将

最近競馬を始めた方は知らないと思いますが、つい2年前の春に競走馬生活から身を退いた馬がいます。
その馬は、ちょっと乱暴で……出走するために入るゲートがとっても苦手でした。
しかも毎回、レースのスタートは出遅れ…最後方、ほかの馬と引き離されてしまいます。
道中もずっと最後方で待機……トップの差は見てもあきらかな20馬身くらい離れています。
周りの人たちは、あんなスタートするからこんな事になるんだよ……と嘆いてます。
僕もその馬の走りをターフビジョンで追いますが、さすがにここまで離れてしまってはもうムリですね。
隣にいる会社の人には悪いですけど、このレースは僕がいただきました(含笑)
それで最終コーナーをまわり、中山の短い直線へ。
すると、大外から1頭だけスピードの違う馬を発見。

あ〜〜〜!!!

そう、追い込んできたのはスタート出遅れたあの馬でした。
出だしのミスを必死に取り消そうと、大外一気。
他馬が止まって見えるくらい、その馬の末脚は強烈でした。
それで、レースが終わってみると……なんとその出遅れた馬が1着(驚)
しかもコースレコードというとてつもない記録まで作ってしまいました。
僕もその馬の事が気に入り、次走はあのクラシック第1戦である『皐月賞』と聞き、ますます今年のクラシック組(3歳馬)は楽しみだなぁと実感。

そして皐月賞、当日。
空は青く澄み渡り、まさに競馬日和な日でした。
心配されていた馬場状態も良く、競馬関係者はほっと胸をなで下ろしました。
完璧な馬場コンディションで望む皐月賞。
一つ心配なのは、前走スタート出遅れたあの馬。
今日もいつも通り、ちょっとコーフンしてるのか暴れてます(苦笑)
ゲート入りの時間になり、各馬がゲートに向かいます。
あの馬は最内である1枠1番。
1番最初にゲートに収まります。

さあ、すべての馬が収まり、ゲートが開きます。
出ろ〜〜〜。
ガシャン!(ゲートの開く音)
各馬好スタート……と思いきや、いつも出遅れるあの馬がゲートから出られません(泣)
どうやらゲートが開く瞬間に立ち上がってしまい、体がゲートに挟まってしまったようです。
1頭はゲートも出ていないのに、レースはどんどん進んで決着が付きました。

僕はいつも思います。
このときに、もしスタートがうまくいって全部の馬が走っていたら……
もっと違う結果になっていたんじゃないかって。
末脚の切れ味は1級品であるこの馬こそ、世代最強なんじゃないかって。

その馬はレース後、ゲート試験が何度となく行われ……結局、合格できず(泣)
ゲートにきちんと入れない馬は必要ない。
厳しい現実を見せつけられました。
こんな素質ある馬なのにね。
そしてそのままターフを去ったその馬。
名前は『ラガーレグルス』
本当に悲劇の尽きない馬でした。

今まで本当におつかれさま(泣)

2002.2.2 コラム作成者:桃澤 和哉


第2回  いままでお疲れさま。

先日、2002年1月20日。
京都競馬場では1頭の馬の引退式が行われました。
その馬の名前はステイゴールド。
日本語訳にすると『金ぴかのままで』
ステイゴールドがここまで来るまでにいろいろな事がありました。
そしていろいろなドラマを我々に見せてくれました。
まず、お疲れさま……そしてありがとう……。
僕は素直にキミのことを褒め称えてあげようと思います。

そうだよなぁ……、セイウンスカイやスペシャルウィーク、グラスワンダー、サイレンススズカやテイエムオペラオーまでも一緒に走ったことのあるステイゴールド。
僕の好きだったセイウンスカイのレースやサイレンススズカのレースに必ずといっていいほどキミは出走してました。
しかも必死に走って、3着とか入着とか……善戦をして僕たちを感動してくれましたね。

今まで本当にごくろうさま。
僕は引退式で騎乗した武豊騎手のあの寂しそうな表情は一生忘れません。


『stay gold』

my life is a normal life
working day to day
no one knows my broken dream
I forgot it long ago
I tried to live a fantasy
I was just too young
In those days you were with me
the memory makes me smile

I won't forget
when you said to me "stay gold"
I won't forget
always in my heart "stay gold"

it was such a lonely time
after you were gone
you left me so suddenly
that was how you showed your love
now I see the real meaning of your words
they showed me the way to laugh
though your way was awkward

I won't forget
when you said to me "stay gold"
I won't forget
always in my heart "stay gold"

【和訳】
オレの暮らしは何の変哲もなくて
毎日働きずくめで余裕なんてない
オレにも叶わぬ夢があったなんて誰も知らない
もうずっと昔に置き忘れて来たけど
オレは幻想の中を生きようとしていた
若すぎたんだ
その頃オレ達はいつでも一緒だった
オレを微笑ませる数々の思い出

オレは忘れない
お前が「いつまでも金ぴかのままで」って言ったこと
忘れないよ
いつも心の中に

お前がいなくなってからの時間は
ひどく寂しいものだった
突然オレの前からいなくなったけど
あれはお前なりの愛情表現だったんだね
今やっとあの言葉の意味が分かるんだ
だから今笑えるんだよ
お前の不器用なやり方

オレは忘れない
お前が「いつまでも金ぴかのままで」って言ったこと
忘れられないんだ
いつも心の中に「ステイゴールド」

ハイスタの名曲です。
これはステイのためにあるような歌だよね。
とりあえず感動(泣)

2002.1.26 コラム作成者:桃澤 和哉


第1回  鮮烈、最強馬デビュー?(爆笑)

それは、先週の1/13日曜日…東京競馬場3レース目でした。
3歳サラブレッド系新馬戦、ダート1200m。
みな、ここでは実力のある良血馬だろうと……人気は絞られ、堅いレースだと感じていた。
実際、ゲートが開いてからも予想通り、展開は平均よりややスローペース。先頭集団有利の展開に……。
人気のある馬たちは中団よりやや前目で走っており、誰もが安心してみていました。
そして、最後の直線!!

壮絶な鞭のたたき合いに、馬たちも魂を削りながら一気にラストスパート!!
実況の人も熱が入ります。
「そして、大外から一気にあがってきますのは……」

ヒカッテル!

ヒカッテル、先頭にたった。
ヒカッテル、ヒカッテルが今1着でゴールイン。

笑っちゃいけないんだろうけど、これは笑うしかないね。
実況の人も真剣に「ヒカッテル」って連呼してたし。
僕はこの馬、応援していくつもりです。

しかも、もっと笑えたのがレースの結果(配当)

単勝:3840円
複勝:630円・490円・140円
枠連:6−6   21190円
馬連:11−12 22620円
ワイド:4950円・1330円・780円

めっちゃ高配当(爆笑)
枠連なんて6−6でののちゃんになってるし(笑)
のの女神様は気まぐれなのですね……
僕も何とかして、高配当ゲットするぞ!!

※このお話しは作り話ではありません。
 こちらを参照してください。

2002.1.19 コラム作成者:桃澤 和哉


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